大っ嫌いだ、ばかやろう！－最強ヤンキーの不器用な溺愛－

なんとなくほのぼのしながら、ベッドの脇で充電していたスマホをとると。



「わっ、うそ、高田くんからラインきてた！」



昨日はオーレのことでばたばたしていて、ちゃんとチェックしていなかったのだ。


とはいえ、龍生のラインには答えたのに、高田くんからの貴重なラインは未読スルーしてしまった。


なんたる失態！



あたしは慌ててメッセージを開く。



『ちょっと話したいことあるんだけど、いま電話していい？』



………ああ、よりにもよって、すぐに返事しなきゃいけなかった系のメッセージ。


ほんと、ゆうべの自分を殴りつけてやりたい。



すぐに電話したほうがいいかな。

でも、こんな朝っぱらから電話したら迷惑だよね。

とりあえずラインしとくしかない。



『おはよう！ ほんとごめん、昨日ぜんぜん気づかなくて！ 急用だった？』



そう送ると、すぐに既読マークがつく。


あ、よかった。

高田くん、起きてたんだ。