大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-
そしてすぐに返信がくる。



『おはよう。気にしないでいいよ、急用とかじゃないから』


『ほんと? よかったー。まじでごめんね』


『こっちこそ慌てさせてごめん』



ああ、高田くん、ラインまでさわやか。


『慌てさせてごめん』って。

なんて人間ができてるの?


上から目線で命令口調な龍生からのラインとは、月とすっぽんほど違う。



『あのさ、急なんだけど』



返信しようとしていたら、高田くんから連続でメッセージがきた。



『話したいことあるから、今日、一緒に学校いかない? 俺、そっちまで迎えに行くから』



どきん、と心臓が跳ねた。


話したいことって!

一緒に学校って!


それって、まさか、まさか………!





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