大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-
「ほうほう。それでギャップにキュンときちゃった的な?」
有香の言葉に、あたしは勝手に顔が熱くなるのを感じて、慌てて両手を頬にあてた。
「なっ、ち、ちがうって!
べつにキュンとなんて………!」
「おーい、まりなー」
必死に反論しているときに、龍生の声が聞こえてきた。
いつものように教室の後ろのドアからあたしに向かって手をあげている。
あたしはこくこくと頷き、ちょっと待っててと手振りで伝えた。
「なになに、放課後デートっすか?」
有香が頬杖をついてにやついた顔を向けてくる。
「デートとかじゃないよ。
ただ、英語おしえたお礼におごってくれるって龍生が」
「へえー。あの最恐ヤンキーの赤川先輩が、ねえ」
そういえば、なんか先輩、最近まるくなったよね。
鞠奈としゃべってるときも、昔は睨んでばっかりだったのに、今はなんか、優しげな表情っていうか」
有香の言葉に、あたしは勝手に顔が熱くなるのを感じて、慌てて両手を頬にあてた。
「なっ、ち、ちがうって!
べつにキュンとなんて………!」
「おーい、まりなー」
必死に反論しているときに、龍生の声が聞こえてきた。
いつものように教室の後ろのドアからあたしに向かって手をあげている。
あたしはこくこくと頷き、ちょっと待っててと手振りで伝えた。
「なになに、放課後デートっすか?」
有香が頬杖をついてにやついた顔を向けてくる。
「デートとかじゃないよ。
ただ、英語おしえたお礼におごってくれるって龍生が」
「へえー。あの最恐ヤンキーの赤川先輩が、ねえ」
そういえば、なんか先輩、最近まるくなったよね。
鞠奈としゃべってるときも、昔は睨んでばっかりだったのに、今はなんか、優しげな表情っていうか」