大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-
「鞠奈のくせに色気づきやがって!
髪なんか染めて、男に色目使うつもりか!
ふざけんじゃねえぞ、ばかやろう!」
色気づく? 色目?
あまりの言いぐさに、さすがのあたしもかちんとくる。
「はぁ? なに言ってんの!?
髪染めたくらいで、なんでそんなこと言われなきゃなんないわけ!?」
「色目つかう以外に、どういう理由で髪染めるんだよ!
男にモテたくて染めたんだろうが!」
と叫んでいる龍生の髪は、ご存知の通り、燃えるように鮮やかな赤。
「じゃあ龍生も女にモテたくて染めたってわけ!?」
「あぁん!? てめえ、鞠奈のくせに生意気言ってんじゃねえぞ!
これはなあ、カッコいいから染めたんだよ!!」
「あたしだって、かっ、可愛くなりたいから染めたのよ!」
言ってから、恥ずかしくてたまらなくなる。
可愛くなりたいって………いや、本心だけどさ!
女の子なら、誰だって可愛くなりたいでしょ?
髪なんか染めて、男に色目使うつもりか!
ふざけんじゃねえぞ、ばかやろう!」
色気づく? 色目?
あまりの言いぐさに、さすがのあたしもかちんとくる。
「はぁ? なに言ってんの!?
髪染めたくらいで、なんでそんなこと言われなきゃなんないわけ!?」
「色目つかう以外に、どういう理由で髪染めるんだよ!
男にモテたくて染めたんだろうが!」
と叫んでいる龍生の髪は、ご存知の通り、燃えるように鮮やかな赤。
「じゃあ龍生も女にモテたくて染めたってわけ!?」
「あぁん!? てめえ、鞠奈のくせに生意気言ってんじゃねえぞ!
これはなあ、カッコいいから染めたんだよ!!」
「あたしだって、かっ、可愛くなりたいから染めたのよ!」
言ってから、恥ずかしくてたまらなくなる。
可愛くなりたいって………いや、本心だけどさ!
女の子なら、誰だって可愛くなりたいでしょ?