大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-
「これからは、お弁当、龍生くんの分も作っちゃおう♪
鞠奈、ちゃんと持ってって渡してあげてよね」
当たらなくてもいい予感が当たり、あたしは「ええ~っ」と思いっきり顔をしかめた。
「………まさか、毎日つくるつもり?」
「もちろんよ」
「やだよ! めんどくさいし、しかも龍生と毎日会わなきゃいけなくなるじゃん」
「あら、どうせ毎日会ってるんでしょ?」
「………そりゃそうだけどさぁ……なにもわざわざ自分から会う理由つくりたくないのに」
あたしがぶつぶつと文句を言う横で、お母さんは、
「明日のおかずは何にしようかな〜?
俄然やる気が出てきたわ〜」
と鼻歌を歌いながらスマホを取り出した。
のぞきこむと、料理のレシピサイトで人気のお弁当メニューのランキングを見ている。
………あたしやお父さん、お兄ちゃんのお弁当を作るときとは、だいぶテンションがちがう模様。
なんて母親なの!?
この調子じゃ、絶対本気で、これから毎日龍生のお弁当つくるだろうな………。
あたしは深くため息をついた。
鞠奈、ちゃんと持ってって渡してあげてよね」
当たらなくてもいい予感が当たり、あたしは「ええ~っ」と思いっきり顔をしかめた。
「………まさか、毎日つくるつもり?」
「もちろんよ」
「やだよ! めんどくさいし、しかも龍生と毎日会わなきゃいけなくなるじゃん」
「あら、どうせ毎日会ってるんでしょ?」
「………そりゃそうだけどさぁ……なにもわざわざ自分から会う理由つくりたくないのに」
あたしがぶつぶつと文句を言う横で、お母さんは、
「明日のおかずは何にしようかな〜?
俄然やる気が出てきたわ〜」
と鼻歌を歌いながらスマホを取り出した。
のぞきこむと、料理のレシピサイトで人気のお弁当メニューのランキングを見ている。
………あたしやお父さん、お兄ちゃんのお弁当を作るときとは、だいぶテンションがちがう模様。
なんて母親なの!?
この調子じゃ、絶対本気で、これから毎日龍生のお弁当つくるだろうな………。
あたしは深くため息をついた。