幼なじみ物語*番外編
もちろん、碧依たちにも報告した。
泣きながら『良かったねぇ~』って言ってくれる碧依。
碧依の頭を、優しく撫でる大輔。
そんな二人を見る悟は、やっぱりまだつらそうだったけど、
なんとなく晴れやかな顔をしてた。
「式、呼んで下さいよ?」
「ん? 呼んでほしい?」
「当たり前じゃないっすか!」
「んー、仕方ねーなぁ。呼んでやるよ!」
ちょっと意地悪をしながらも、
悟の言葉に笑いながら答える。
お前らを呼ばないわけねーだろ?
三人に出会ってなかったら、今の俺はいないんだから。