幼なじみ物語*番外編


「で、名前なんすか?」


無事名前も決まり、みんなに発表の時。

ワクワクしながら悟が問いかけた。


俺は麻里と顔を見合わせる。

そして言った。


「“みどり”にした」

「みどり?」

「うん」


この“みどり”という名前は、漢字で決めた。


「碧依の碧に、麻里の里で、“碧里”」

「え…?」


驚きの声をあげたのは、もちろん碧依。


「碧依はさ、俺にとって大事な子だからさ。碧依の字入れたいって思ったんだ」




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