幼なじみ物語*番外編
こうやって俺と麻里は、お互いについて話すことが多くなった。
麻里は俺にとって初めての“女友達”。
麻里と出会って、男女の友情は成立するんだって、そう思えたんだ。
「さっさとプリントやるぞ」
「はーい」
麻里に渡されたプリントは、ほんとに半端ない量。
1日でできるわけないってぐらい。
教えながらやろうって思ってたけど、
そんなことしてたら日が暮れても終わらねぇ。
仕方がないから、俺も問題を解く。
俺が解いて麻里が写して。
すべての課題が終わった頃には、8時を回っていた。