幼なじみ物語*番外編
6.俺と麻里の未来
「麻里」
俺は真剣な顔で麻里を見た。
それまで健と遊んでいた麻里も、俺を見た。
真剣な俺に、少し驚く麻里。
「話、聞いてほしいんだけど」
小さくなりながらも、言った。
麻里は戸惑いながらも『うん』と頷いた。
「麻里が学校やめる前、俺麻里のこと避けてた」
麻里を好きと気付いてから、まともに話せなくなった。
避けるつもりなんかなかったのに、
無意識のうちに避けてた。
「避けるつもりなんて、なかった」