催涙雨。

繰り返す季節



『また…この季節が来た』


と、そう呟いた私。




街は七夕祭りに近づくにつれ

どんどん賑わいを増していく中、

私の気分はどんどん憂鬱に。



ん…憂鬱とは違うかな。

なんて言うんだろ。


説明ができない感じ。




え?お前は誰だ?…俺は俺だ!

あ、違うか。



ごめんごめん(笑)



そんな聞き方をされると

学校でのノリがついねっ(笑)



ふぅ…



気を取直して…


私は天野 麗-amano urara-

星宮高等学校に通う1年生なの。


< 2 / 91 >

この作品をシェア

pagetop