【完】俺のカノジョは生徒会長
俺らはそのままプラネタリウムに向かった。
途中で紗良が寄りたいと言った雑貨屋に行ったり、少し洒落たカフェでお茶したりしながらやっとついた、プラネタリウム。
平日だからか人も少なく、すぐに入ることができた。
「なんか楽しみーっ」
「そりゃ良かった」
「もー、雷冷たいー」
「んなことねーよ」
だけど、実際俺は眠い。
こんな暗いところいたら、寝ちまいそうだ。
だから真っ暗になった劇場で俺は紗良の手を握ってた。
初めはビックリしたように俺の方を見ていた紗良だけど、途中からは紗良も指を絡めてきて、手を繋ぎながら見た。