【完】俺のカノジョは生徒会長
気が付くと、ネオンが輝く繁華街にでていた。
「ここ、どこだろ? 」
人はいっぱいいるが、知っている顔はどこにもない。
「どうしよ……」
仕方ないから、その中をさすらい歩く。
不意に手をぐいっと引かれた。
「おねーさん、遊ぼーよ」
……誰?
見知らぬ茶髪の男が立っていた。
顔は…まあまあカッコいい。
雷には負けるけど。
「何ですか? 」
とりあえず冷静に返してみる。
「だーかーらー、遊ぼーよって」
「何で……? 」
「もー、わかんないの? じゃあ教えあげる。来て」
「えっ? 」
腕を引っ張られる。
繁華街の裏のピンク色のネオンが輝くところにでた。
「どこ? ここ」
「楽しいところ? 」
「なにそれ……」
男はそのうちの1つに入っていく。
「あの、帰っていいですか? 」
「だーめ、楽しいのはここからじゃん」
「はぁ……」
部屋に入るとバスローブを渡された。
「はい」
「えっ? 」
「とりあえず風呂、入ったら? 夜だし」
「? そうだね。ありがとうございます」
私はとりあえずお風呂に入ることにした。