【完】俺のカノジョは生徒会長
大学4年になったとき。
俺も紗良もちゃんと卒業できそうだと分かったあと。
俺と紗良は美容室に出掛けた。
就活のために髪を黒くしにいくんだ。
久しぶりにみた紗良の黒髪はやっぱりよく似合っていた。
あのミルクティー色も綺麗だったけど。
紗良は俺の黒髪を初めて見たといって騒いでいた。
そのあとはまったりショッピングデート。
どちらからともなく指を絡めていた。
夜は小綺麗なレストランでちょっと豪華なディナー。
その後紗良を家まで送っていった。
玄関前で別れたと思ったら、後ろから抱きつかれた。
「うわっ! 」
「雷っ! だぁい好き」
「そんな可愛いこと言うなよな」
俺は振り返って紗良のピンクの唇に自分の唇を重ねた。
紗良は少し恥ずかしそうにしていたが、最終的には笑っていた。