【完】俺のカノジョは生徒会長





「なんでお前が先に言っちまうんだよ…」



えっ、どういうこと?




「俺はお前が好きなの」



そう告げた日向くんの頬がほんのり赤い。



「えっ、嘘…」




固まった私を日向くんが抱きしめた。




「俺は詩乃のことが好きだ」






今私、世界一幸せかも。





だから気付かなかった。



屋上のドアからうちらを見ていた緋華梨ちゃんに……
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