駅のホームで会いましょう
このことで分かった。こいつにひまりを渡すわけにはいかない。ひまりのことは



「私が守ってみせる。絶対に。」

「栞ちゃん、何かあったの?」

いけない。声に出てた。

「ひまり、何かあったら私に言いなさい。絶対に。」

「栞ちゃん、お母さんみたい。」

「えぇぇ!?」

「ありがとう、いつも。栞ちゃんも。私だって、何かあったら力になるよ。」

「大丈夫。私は、ひまりよりもずーっと強いから。」
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