駅のホームで会いましょう
「ひまりのこと、騙してるんだよ。」





ん?今、なんて?

「修斗くんが私を騙してる?そんな、そんな訳…!」

「ホントなんだよ。そいつがそう言ってたのを栞ちゃんが聞いたって。」

「嘘よ!修斗くんは優しいし、いつだって私を思ってくれる。」

「それは、ひまりを騙すための…だから、あいつじゃなくて俺にしろよ。」

「そんなこと私は信じない!!」

こんなこと信じられる訳がないのに。私は公園から走りだした。
< 33 / 87 >

この作品をシェア

pagetop