駅のホームで会いましょう

信じるキモチ  side:Siori

「こんなことして…バカみたい。」

放課後、帰ろうとしたとき、後ろから口を押さえられ意識を手放した。目が覚めるとそこには修斗くんと知らない男子たちがいた。ひまりに振られたのが原因か…

「そんなんだから振られるのよ。」

「あんたがバラしたんだろ。」

「そう…ね。正確にはちょっと違うけど。てか、携帯返してくれない?」

きっと、ヒロちゃん心配してるはず。

「心配しないで。幼なじみくんには連絡しといたから。」

そんな……じゃあ、助けになんか来ない。1人で闘わなきゃ。
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