駅のホームで会いましょう

君を想う

「泣いてた、か。」

さっきまで、あんなに笑顔だったのに。俺のせいか。偶然通りかかった診察室。そこから聞こえた彼女の言葉。俺のために命まで捨てようとしてた。ほんと、馬鹿みたい。でも、すっげぇ嬉しかった。だから俺は、彼女を突き放した。彼女を傷つけることが、唯一、俺のできることだった。

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