駅のホームで会いましょう
「…は?お前、何言ってんだよ!?じょ、冗談だろ!!?」
「冗談なんかじゃねぇ。俺のためにひまりは手術しないって言ってたんだ。記憶が戻ったなんて言ったら、また手術しないって言うだろ。それに、俺から突き放したんだ。なのに、やっぱりなんて言えるかよ!!」
「そんなこと、お前にできるはずがない。いいのかよ?お前ら、両思いだろ!なのに、もういいのかよ…?」
「…いいんだよ。それで、ひまりが幸せになれるなら。」
「…そうだった。お前は、自分よりも大事な人の幸せを願うヤツだったな。分かった。できる限り協力する。」
「浩、サンキュ。いつもな。」
「その台詞、前にも聞いた。」
「?」
「なんでもない。」
それから、俺がひまりに会うことはなかった。
「冗談なんかじゃねぇ。俺のためにひまりは手術しないって言ってたんだ。記憶が戻ったなんて言ったら、また手術しないって言うだろ。それに、俺から突き放したんだ。なのに、やっぱりなんて言えるかよ!!」
「そんなこと、お前にできるはずがない。いいのかよ?お前ら、両思いだろ!なのに、もういいのかよ…?」
「…いいんだよ。それで、ひまりが幸せになれるなら。」
「…そうだった。お前は、自分よりも大事な人の幸せを願うヤツだったな。分かった。できる限り協力する。」
「浩、サンキュ。いつもな。」
「その台詞、前にも聞いた。」
「?」
「なんでもない。」
それから、俺がひまりに会うことはなかった。