一年後の私。
「仕事中でも、会議でボーッとしてただろ」

須賀さんは優しい

こうやって飲みにも誘ってくれる


私は須賀さんに言った

「実は…大切な彼を亡くしてしまったんです」

須賀さんは黙っている


「まだ一年もたっていません交通事故で。」

「それで仕事中もあれか。」


「笑えないんです。あの時から」


「お前のせいではないだろ?
自分を責めても意味がないだろ」


「それはわかってます
でも……」

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