キス=スキ
――次の日――

 
 
「うわぁ・・・・・・ここが常葉学園かぁ・・・・・・」


 
ためらいそうになるほど、この学校はでかかった。



ここは宮殿ですかー?迷子になりませんかー?と大声で叫びたい・・・・・・



とりあえずクラス表を見なくてばっ!



クラス表が貼られている方へ行こうと振り向いた時、1人の女の子とぶつかってしまった。



「「きゃっっ!!」」



痛いなぁと思いながら女の子を見てみたら、その子は、とてつもなく美人だった。



少しクセのある栗色の髪の毛。綺麗な茶色の瞳。守ってあげたくなるようなオーラが漂っていた。



「か、可愛い・・・・・・!」



私は、固まった状態でその言葉を発した。



「ありがとう+*。・」



CUTEな笑顔をくれた女の子は、私に「大丈夫ですか?」と言ってきてくれた。



「大丈夫です!」



「そっか、よかった。一緒のクラスになれたらいいね♪」



そう言って女の子は、後を去った。


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