一番好き







「う、噂になっちゃったね………………」







俺の隣を歩く可愛い彼女は少し戸惑い気味







嫌なのだろうか





俺だってそうだった





噂話は嫌いで、その的になる自分がもっと嫌だった






そんな、俺が谷口となら噂も大歓迎だなんて






「谷口は、いや?」






谷口は俯いていた顔を上げる





ほんの少し潤った瞳に、上目遣いに






やばっ






可愛い過ぎる








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