鏡の中




顔を伏せた志を見つめて、想った。


本当に…




「志の心を感じるの。すごく苦しんでるのがわかるの。」

「そっか…」

「ねえ!」



近づいて、肩をつかみ驚いた。



顔をあげた志の顔は…





あの時と同じ目をしていた。







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