鏡の中

志がみた夢





それから二人はさみしさを味わったからか、お互いの存在を求めることが多くなった。


何かと連絡を取るようになり、今まで以上に愛が深まった。




…もうお互いなしでは生きていけない、と言わんばかりに愛し合った。







「なあ、ふゆ。」

「ん?どしたのゆきちゃん。」


那はいつからか、また志の家に入り浸るようになり、志はそれを快く受け入れた。


いつの間にか夏は過ぎ、涼しい風が通る秋も深まる、そんな頃。




いつもみたいに仲良く朝ごはんをとっていた時のことだった。





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