鏡の中






志は悪夢から覚めて、思い切り起き上がった。




できれば見たくないような夢だった。




まだ安易に思い出すことができる。


まだ…夢を忘れていない。





那の周りには複数男がいた。




見たことないやつらが、だらしない恰好で那を見下ろしている。





下半身を出したままで。






なんで…?






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