鏡の中




思い過ごしだって気づけるほど、私はまだ物わかりのいい人間ではなかった。



まだまだ恋愛のノウハウなんてわからないただの高校生だった。




単純にときめきを恋と錯覚してしまう…ちっぽけな人間だったの。




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