鏡の中

変化





志はぱっと下を見て、ピンク色のものを見つけた。

それは顔くらいの大きさの鏡だった。


(なんでこんなもん落とすんだろう。危ねえなあ。)



そっとそれを手にして、何を思ったのか志はそれを持ったまま教室へと向かった。








(あ、あれ…私のじゃないかな。なんであの人が…?)



…誰かが見ていたとも知らずに。




< 9 / 142 >

この作品をシェア

pagetop