鏡の中





「お前なんて信じなきゃよかった!」



那ははじかれたように、いきなり俺の目を見た。


目を見た瞬間…那は凍りついた。



今まで涙をぬぐって、嗚咽していたのに、動かなくなった。




「はやくうせろ!」


苦しかった。


俺は…那のことが…



「俺もお前のことなんてもう飽きたんだよ!はやくうせろっつってんだろ!」





自分が言われて傷つく言葉。



俺は最低だ。




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