晴れ、のち晴れ
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あー疲れた、と言いながらあたしは机に突っ伏した。
昨日は葵に脅されながら数学の宿題をやらされたのだ。
ほんとは白紙で出すつもりだったのに…。
朝一に提出した時、あたしのプリントを見た担任の驚いた顔が面白かったからいいけど。
「あいつが宿題やってくるなんて、明日なんかあるんじゃないの」
「えーやだぁ」
きゃはははとクラスの女どもが笑った。猿山のボスみたいな女に、あたしはひどく嫌われているのだ。
別に気にしないけど。
あんな、寄り集まってなきゃ何もできない奴らと仲良くするなんて、こっちから願下げだった。