硝子の檻。
「…粋、……聞いてる?」

「あ、ごめんね、ぼーっとしてた」



「……俺、昼休みは毎日、家に帰ってくるつもりだから。一緒に飯食おう。」

「大変じゃない?」

「んーん。その為に、会社から近いココ選んだし。気にしなくていいよ」

「ほんとに…?じゃあ、元気が出るようなもの作らなくちゃね!」

「うん、よろしくお願いします。」







とても、幸せだった。






だけど








きっと、これだけじゃ足りなかったんだ。
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