私は裏方でいいです(仮)
エイトステージ

夏休み



7月。
暑い暑い日が続いている。



「よーし、テスト返すぞ。」



テストが終わればもちろん結果が返ってくる。
テストを受けるクラスメイトはそれはそれは異様な光景だった。

なにせあの、あの、アイドルからモデルその他もろもろ、紙に向かってシャーペンを動かしているのだから。



「今回もおまけなんてないからな。」



その一言がクラス中をざわつかせた。
それもそのはず。
これが今回最後のテスト返し。
補習かどうかがこれで決まるのだ。



次々に返されるテストに「やったー!」やら「最悪!」などなどいろんな言葉が飛び交う中藍ちゃんが呼ばれた。

ちなみに藍ちゃんは今のところ赤点はないらしい。



< 165 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop