私は裏方でいいです(仮)
「社長入りますよ。」
「よく来たね、セナ。
さ、早速打ち合わせに移ろうか。
今回君に来た依頼は、まーいつも通り沢山なわけだが、1番大きいのはこれだ。」
すっと前に出されたプリントには只今作成中であろうアニメ映画の名前だけ。
「声優の仕事が君に来た。
監督が是非セナにと。役はネット上の歌姫。
今セナについているあだ名と一緒だ。
受けるかどうかはセナが決めていいよ。」
私が声優?
「しかしこれを承諾したとしてどうやって撮影するんですか?
私は人前には出れませんよ。」
「そこのことは心配いらないよ。
こっちで手配したチームで撮影する。
あちら側もそれで承諾しているから大丈夫。」