私は裏方でいいです(仮)


ーーパチパチ



「え、」



「やっぱり上手いな、ピアノ。」



「鈴さん!
いつ帰ってきたの!?」



「曲の中盤ぐらいかな?
声かけようとしたけど詩茉は気持ちよさそうにピアノ弾いてるし終わるまで黙ってたよ。

ただいま、詩茉。」



「おかえりなさい、鈴さん!」



本当驚いた。
この人はニコニコしてるけど私は一人しかいないと思っていた空間に実は拍手まであって、、、、

本当驚いた。



「さっきからいい匂いするけどご飯何?お腹すいたんだけど。」



「あ、今日は鯖の味噌煮と小松菜の煮浸し他もろもろ。」



「よっしゃ!鯖の味噌煮!
さすが俺の好み分かってる、詩茉!」



本当この人は良い事あると子供のようだ。


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