私は裏方でいいです(仮)


「あ、詩茉。大丈夫か?」



「大丈夫。
鈴さんこそ仕事中じゃなかったの?」



「終わらせて来たに決まってるだろ。
ほらさっさと帰るぞ。」



鈴さんは終わらせて来たと言ったけどあれは嘘だ。
きっと残ってるのを中断して来たんだと思う。

今新しいドラマの撮影中って言ってたしな。悪いことしたな。



そんな事を考えているとふと額に冷たい感覚があった。



「大分熱があるな。
いつから悪かったんだ?」


「多分、、、朝から?」


「お前な少しは甘えろ。」


あ、ダメだ。
鈴さんが何か言ってるけど何も頭に入って来ない。



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