生贄投票
『そっか、じゃあまだエルゴンのとこには行ってないのね?』


「え? ああ、うん」


『なら良かった。ねぇ柴田くん。ちょっとエルゴンのスマホをチェックしてみてくれない』


「えっ、どういうこと?」


『タマ子がね、エルゴンのスマホにボットを設置してくれたの?』


「ボット? ボットって……」


『自動でタップしてくれるプログラムだよ。いいから早く確認してみて』


「分かった」


康介はエルゴンのスマートホンの懇願場をタップして起動させる。


「あっ!」


カウントが凄いスピードで増えていた。
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