生贄投票
「アム、あんたもそう。ずっとミナトとつるんでるのに、本気でミナトがこんなことした犯人だなんて思ってんの?」
「それは……でもだって、ワタシたちに内緒で二階堂と繋がってたんだよ。それってヒドクない?」
「あのさぁ、アタシらは確かに室岡先生以外の担任はいらないって、学校に反発してたけど、決して二階堂を嫌ってたわけじゃないよね?」
「え? ちょ、アンタどの口がそんなこと言ってるのよ。二階堂を殺した張本人が、嫌ってたわけじゃないなんて、本気で言ってるの?」
「それは……」
そう言われてしまうと、涼花は言い返すことが出来ない。
「まぁ確かにそう言われると、返す言葉に困るけど、でも普通に考えて、あの二人にこんなことが出来るわけないでしょ」
「そんなの分かんねぇじゃねぇか」
将也が割り込んできた。
「ちょ、あのさぁ、じゃあこれで次に玉森に投票して、それで玉森が死んだら、やっぱり犯人は別にいるなって言って、今度は誰を犯人に仕立てあげるつもりなの?」
「は?」
「アンタってさぁ、渡邉が助けを求めても、自分可愛さで突き放して、今度は玉森を犯人に仕立てあげて、そうやってずっと自分を安全な場所に置こうとしてさぁ、本当最低だよね」
「何だと!」
将也は涼花に掴みかかった。
「それは……でもだって、ワタシたちに内緒で二階堂と繋がってたんだよ。それってヒドクない?」
「あのさぁ、アタシらは確かに室岡先生以外の担任はいらないって、学校に反発してたけど、決して二階堂を嫌ってたわけじゃないよね?」
「え? ちょ、アンタどの口がそんなこと言ってるのよ。二階堂を殺した張本人が、嫌ってたわけじゃないなんて、本気で言ってるの?」
「それは……」
そう言われてしまうと、涼花は言い返すことが出来ない。
「まぁ確かにそう言われると、返す言葉に困るけど、でも普通に考えて、あの二人にこんなことが出来るわけないでしょ」
「そんなの分かんねぇじゃねぇか」
将也が割り込んできた。
「ちょ、あのさぁ、じゃあこれで次に玉森に投票して、それで玉森が死んだら、やっぱり犯人は別にいるなって言って、今度は誰を犯人に仕立てあげるつもりなの?」
「は?」
「アンタってさぁ、渡邉が助けを求めても、自分可愛さで突き放して、今度は玉森を犯人に仕立てあげて、そうやってずっと自分を安全な場所に置こうとしてさぁ、本当最低だよね」
「何だと!」
将也は涼花に掴みかかった。