生贄投票
「これってURLかな? 並べ替えるか、頭文字だけ読むか、それとも……」


そういうと修太はスマートホンに文字を打ち込み始める。


美奈都は邪魔しないように口を挿みたい気持ちをグッとこらえた。


「出た! って、何だこりゃ」


「何?」


「いや、死んだヤツの名前があるんだけど……」


「これってどういうこと?」


覗き見た美奈都も眉をしかめる。


そこにはすでに死んでしまった生徒の名前と数字が書かれていて、一番下に美奈都と修太の名前があったのだ。


「う~~~ん」


「これって次に死ぬのは私たちってこと?」


「そうかもしれないな」


修太は首を捻りながら呟いた。
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