生贄投票
いや、そりゃまぁ、晃司とヤってたのは知っている。でも、あからさまに怜の口からセックス依存症なんて言葉が出るなんて……。


「排卵日の前後とかね。気が狂ったようにエッチがしたくなるの」


「う、うん……」


天使と言われている怜と、その口から出て来る言葉のギャップに、改めてドキドキする。


「晃司が死んじゃったでしょ」


「ぅん」


「だからエッチの相手がいなくなっちゃって、昨日はずっと一人で慰めてたの」


妖しく誘う怜の目。


「彼氏がほしいわけじゃないんだ。ただ……分かるよね?」


亮平はの心臓はドキドキのピークを越え、ただ頷くことしか出来なかった。
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