生贄投票
「えっ?」


優香は焦った。


突然画面が黒い背景で、白い文字に切り替わったからだ。


思い切り「生贄投票」と書いてある。


心臓がドキドキしてきた。


これはいったい? 何でこんなことになったのか?


どう考えても分からない。


だって、まだ新学期は始まっていないし、新しいクラスの発表もない。


いくら考えても、何でこんなことになったのかが分からなかった。


前に先輩から聞いていた通りの状態になっていて、どうやら「次へ」を押す以外のことは何も出来ないようだ。


優香は恐る恐る「次へ」を押してみた。
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