生贄投票
「じゃあ何の話よ!」


何だか疎外感を感じて、美奈都は口を尖らせる。


「オマエらさぁ、許しを請うっての、真面目にやってるみたいだけど、多分無理だぞ」


修太が言ってから、ひとつ頷いた。


「え? どういうこと?」
「何で?」


美奈都と涼子が聞き返す。


「でも、私もう7000回もやったよ? このペースなら一週間かからないと思うけど」


亜夢は眉をしかめた。
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