スクール・キラー お嬢様の秘密
あたしがこの手で捕まえて、理由を聞く。
何故いじめなんて最低なことを始めたのか。
「……教えて。
“スクール・キラー”の正体や、理由を」
問いかけると、妙子は少し首を傾げた。
「理由は知らないの…。
リサとアイツが一緒に暮らし始めたのは、高校入ってからだもの…」
一緒に暮らし始めた?
…………。
「はああああっ!?」
部屋に、あたしの絶叫が響いた。
「同居ってこと!?
里沙は何でそんな人とつ、付き合ってなんているのよ!?」
「付き合って!?
違うよぉ!
リサのママの息子が、アイツだったのぉ!」
リサのママの息子がアイツ?
今度はあたしが首を傾げた。