スクール・キラー お嬢様の秘密
それから数日後。
…妙子の忠告通り、酷くなった。
「……ヴッ……」
あたしは情けなく呻き声を出して、崩れ落ちた。
そんなあたしを見て、下品に笑うクラスメイト。
体育館裏に放課後呼びだされたあたしは。
クラスメイトから、散々殴られた。
しかも、制服に隠れて、見えない所に。
机とか花瓶とかは、以前の学校でもあったけど。
こうして殴られたりするのは…正直、初めてだった。
慣れてないあたしの体は悲鳴を上げ、殴られた唇からは血が滴り落ちていた。
「学校ヤメロよ!」
「お前の顔見ているだけで吐き気がするんだよ!」
「来るな!来るな!!」
あたしを見降ろしながら、悪口の雨を降らすクラスメイト。
その中に、妙子や里沙の姿はない。
何で、いないの…?
どうして…?