暴走族と少女
嫌な予感がした。近所の公園、良く行く駄菓子屋、優しい近所のお婆ちゃん家、全部探した。でも、居ない。何処にも居ない。

仕方なく、家に帰った。

夏「ただいまー。」

母「……………………。」

リビングから母の焦ったような声が聞こえる。

夏「母さん、どうした?」

母「日夜乃は無事なんですか!?」

夏「母さん?」

母「わかりました。」

電話を切る母さんの横顔はとても、青ざめていた。

夏「母さん、どうした?」
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