暴走族と少女
ある日、母さんはヒヨにこんなことを言った。

母「あんたなんか要らないわ!私の前から消えてよ!夏刃の前からも!」

「………お母さん?」

母「あんたにお母さんなんて言われたくないわ!さっさと出ていきなさい!」

それでも、ヒヨは出ていかなかった。どんな仕打ちを受けても母さんが好きだったんだ。だけど、そんなヒヨにも限界が来た。

母「あんたなんか死ねばいいのに。」

何気ない母の一言。それはヒヨにとって……………心が壊れる合図だった。

「アハハハハハ―」

いきなり笑い出すヒヨを見て、俺も母さんも顔が青ざめた。
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