学園1のモテ男との秘密の恋
「よぅ遅かったな。待ちくたびれたぞ。
早く帰ってこいよ。」

いやいや、聞いてないし。

そもそもアンタのコト嫌いだし。

何で言うコト聞かなきゃいけないの？

と考えていると

「全部、聞こえているぞ。そんなに俺のコトが嫌いか？」

私は全力で頷いた。

それを見たムー君は

「じゃ俺のコト嫌いって言った罰な。」

そう言って家の壁に押し付けて

ファーストキスを奪われた

抵抗したくても手を上でまとめられて抵抗できない。

怖くなって泣くのを我慢してると

「そんなにイヤだったか？悪かった。
もうしないから泣き止め。」

そう言ってムー君は落ち着くまで背中を
さすってくれた。

「ありがとう。もう落ち着いたから大丈夫だよ。でも何で私の家の前にいたの？
ビックリしたんだけど。」

「だって今朝、俺のコト見てただろ？
すぐに分かったから。ついでに親御さんにも挨拶しといたし。」

「でも、子どもの頃ずっと私のコトいじめてたじゃん！私との結婚、嫌だったんじゃないの？」

「いや〜それがツンデレってやつ？本当は近づきたいからやってたんだよ。嫌だったならゴメンな。」

なんだかドキドキする。

疲れたのかな？

「ちょっと疲れたからもう入るね。」

「あぁ、じゃあまた明日な。」

そう言って私は家に入った。

自分の部屋で色々考えていた。

もしかしてムー君って私が思うほど酷い
人じゃないのかな？

あの頃は結婚がイヤだったからムー君のコトも嫌になっていたのかも！

明日からはムー君のコト、もっとちゃん
と考えよう！

でも、なんで私にツンデレすんだろ？
< 6 / 13 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop