▼リセット。










教室で待っているという約束を破り、足早に向かった体育館。










ちょうど着替えを終えたばかりであろう涼ちゃんが、私の姿を目でとらえて驚く。









「おま…っ
なんでこんなに早く…


ってか何だこのタイミング…」




「いやー…何というか…


…直感?」



「直感って…

テストもそうだがお前、超能力にでも目覚めたか?」







当たらずとも遠からず。




もう2回も19日やってるんだから、と言えば、





涼ちゃんは冗談だと思って笑うだろうか。









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