黒薔薇




奏汰……まさか、気づいてる?
こんなにあっさりだなんて……。



そして放課後。
あたしは、濱田さんに連れられ、湘蘭の基地までやってきた。

まあまあデカイ倉庫だ。


「どうぞ。入ってください。」


扉を開けると、真っ暗で何も見えなかった。

でも、少し進んでいくと、小さな明かりが見える。
近づくにつれ、その明かりは強さを増す。



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