黒薔薇




「えー、まだやんの?
邪魔すんなっつったよなぁ?

それに、これ以上やってると、
……死ぬよ?君ら。」


「お前……まさか。」


「んー、その“まさか”かはわかんないけど。」


あたしはそう言って、服を引っ張り、胸元を少し開ける。


「“黒薔薇”」


「おい、逃げるぞ。」


男たちは、逃げていった。



< 13 / 359 >

この作品をシェア

pagetop