黒薔薇




「じゃあ、帰ろっか。」


「おう。
なんか食おうぜ。八雲のおごりで。」


「俺は無理。眞鍋が払えよ。」


「無理〜。」


「あんたらは低レベルな言い合いしないの。
迷惑かけたお詫びに、あたしが奢るからいいよ。」


あたしが間に入ってそういうと、


「いや、女に払わせるのはちょっとな。」


と奏汰。



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