黒薔薇




「もっと正々堂々やれば?

…あー、ごめんごめん。
それで負けちゃったんだもんね〜。」


「てめぇっ!」


あたしは、近くにいたやつを挑発してやった。
そうすると、すぐに殴りかかってくる。


「ふっ、単細胞め。」


鼻で笑って、腹を蹴る。

こいつもそうだけど、海翔以外、全員見たことない顔だから、きっとさっきとは別のやつらを連れてきたんだろう。


今日のあたしは、既にお疲れなんですけど。
まだやるのか。



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